ホテル三日月の調理師は、そんなことはないですよ。お休みは、しっかり取れるし、基本的に残業もありません。確かに調理の世界は厳しいというイメージがあるかもしれませんが、当社は他では考えられないほど、ゆとりある働き方ができると思います。これはやはり従業員を大切にするという当社ならではの経営姿勢の表れでしょうね。
そうなんですよ。例えばおせち料理の準備は一年で最も忙しい仕事なんですが、重箱に詰める段階では、他部門のスタッフも総出で手伝ってくれます。大晦日に最後の箱詰めが終わると、全員で大仕事をやりきったという達成感が得られますね。チームワークの醍醐味だと思います。社員の懇親会では、私たち料理人がスタッフをねぎらって全員のすき焼きを用意するのですが、「仲間のために」と思っていつも以上に力が入ります。
ホテルの仕事は全部そうだと思いますが、調理師としての仕事も、失敗しながら覚えていくものなんです。だから、失敗を恐れてはいけないし、どんどん失敗を重ねて欲しいと思います。一度失敗すれば、なぜ失敗したんだろうと反省し、次はこんな工夫をしようと考えるじゃないですか? その積み重ねが成長につながっていくんです。そんな気持ちを大切に、ぜひ皆さんにも飛び込んできていただけたら、嬉しいですね。